仮想メモリ (pagefile.sys) の最適化
以下にやや詳しい説明がある。
ヒント: 仮想メモリ構成を最適化するベスト プラクティス
要点をまとめてみる。
物理ドライブが複数あるならば
- 仮想メモリはシステムドライブ以外の物理ドライブに設定する。
- 物理ドライブ一つに仮想メモリは一つだけ。
- 仮想メモリを複数作成するとパフォーマンスが向上するかもしれない。
- 物理メモリが大量にあっても仮想メモリを削除することはお勧めしない。
こんな感じかな。
デスクトップPCならば無理なく設定できそうだけど、ノートPCの場合はどうかな?
仮想メモリをシステムドライブ以外に設定するというのは昔からよく言われていたことだけど、ノートの場合ハード的に制限があるから理想通りにはいかない場合もある。
システムはNVMeで、仮想メモリはSSDという選択肢しかない。
最近では高速なSSDも出てきてるからそれでもよさそうな気がするけど、高速とは言えNVMeと比較するとちょっとためらってしまう。
既定では「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」にチェックが入っているけど、これは外した方がいいと思う。
私の場合、レジストリエントリで無効にしている。
[HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management]
"PagingFiles"=-
ページングファイルはインストール後設定している。
サイズは物理メモリと同じサイズにしている。
大量のメモリを消費するアプリはそんなに起動しないんで。
サイズに関しては、搭載メモリや使用環境によって人それぞれだと思うので変わってくると思います。
昔は最大サイズは搭載メモリの2倍程度とか言われてたけど、最近では搭載メモリがそこそこな量なので最大サイズをそこまでする必要性はあるのかな ?
ちなみに、初期サイズと最大サイズは同じ値にした方がいい、とかいうのは昔どっかで見たことあるような気がする。
サイズが可変するということは、仮想メモリが分断される可能性があるのでパフォーマンス低下に繋がりかねないのだとか。
昔のことで言えば、搭載メモリが大量にあるなら仮想メモリは使わない方がいいって言ってる所もあったけど、実際のところどうなんだろう ? ほんとに効果あるのかな ?
今じゃNVMeがあるからスワップしたところでそれほどパフォーマンス低下はしないと思うんだけど。
技術の進歩で、昔のTipsは通用しないものも出てくるんだろうと思う。
話がちょっと変わるけど、台湾地震の影響でメモリの値段が上がるかもしれないという。
増設考えてる人は早めに決断した方がいいかも・・・