Windows 11 システム要件のチェックを無効にする

rufus でチェック回避されたUSBを作成することは可能だけど、ツール任せにするのが嫌いなので自分でチェック回避する方法。

なお、検索するとインストール開始後SHIF+F10・・・
という方法がよく目にするけど、canaryでは回避できなくなっている、と思った。

なので、インストール開始前にISOのboot.wimを編集します。

以前のISOのカスタマイズ同様、作業ドライブを F ドライブと仮定します。

ISOの内容 : F:\win11\iso
マウント : F:\win11\mount

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iso フォルダー内へISOの内容をコピー。

その後以下のコマンドを実行。

DISM /Mount-Wim /WimFile:F:\win11\ISO\sources\boot.wim /index:2 /MountDir:F:\win11\mount

レジストリエディタでSYSTEMハイブを読み込み。(ちょっと面倒だけど標準のregeditで説明)

regedit を起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE をクリック。
[ファイル]-[ハイブの読み込み]で以下のSYSTEMを選択。
"F:\win11\mount\Windows\System32\config\SYSTEM"

名前は何でもよいけどとりあえずsysとする。

sys\Setup を右クリで新規 - キー、LabConfig を作成。
LabConfig に以下のDWORD値を作成。
BypassCPUCheck
BypassRAMCheck
BypassSecureBootCheck
BypassStorageCheck
BypassTPMCheck
値のデータはすべて 1 。

作成後、sys をクリックしてから[ファイル]-[ハイブのアンロード]をクリック。

アンロードしたらregeditは閉じていい。

変更の適用とアンマウント

DISM /unmount-WIM /MountDir:F:\win11\mount /Commit
DISM /Export-Image /SourceImageFile:F:\win11\ISO\sources\boot.wim /SourceIndex:2 /DestinationImageFile:F:\win11\ISO\sources\boot2.wim /Compress:max
DEL /S /F /Q F:\win11\ISO\sources\boot.wim
REN F:\win11\ISO\sources\boot2.wim boot.wim

あとは、oscdimg でISOを作成する。

ここからダウンロードしたISOなら既に適用されているので編集の必要はない。

また、この方法ではインストール後では削除できない"WinDefend"などのキーも削除できる。
覚えておいて損はない、イザという時には役立つ方法である。

起動中のOSからでは無理なので、デュアル、またはマルチブート、もしくはWinPEからの編集ということになるけど。