内気なもんた君

時々日本語化してます

24H2 ベースのWinPE の作成

24H2 ベースのWinPE の作成

 

問い合わせがあったこともあり、最近の作成ツールの状況をちょっと調べてみた。

 

24H2 をベースとした PE の作成ができるのは、Make_WinPE だけのようだ。

PEの作成ツールは他にもいくつかあるけど、24H2ベースならこれ一択です。(たぶん)

 

初期設定などは Autoit でやっているので、カスタマイズは主に PhoenixPE.au3 を編集することになる。

 

何も編集せずに作成してしまうとデスクトップがアイコンだらけになってしまう。

GUIで出来るのはアプリの追加ぐらいなので、その他のカスタマイズは Make_WinPE 以下のフォルダーのファイルを編集しなければならない。

 

はじめはかなり面倒に思えたけど、慣れるといろいろ細かいところまでカスタマイズできるので、これはこれでいいのかもしれない。

ただし、.au3 スクリプトファイルの編集が必要になるので勉強は必要になる。

とは言え、少しはスクリプトをいじったことのある人ならハードルは低いと思う。

 

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* 作成上のヒント

 

シェルの指定は

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Tmp_System\Setup]
"CmdLine"="AutoIt3.exe PhoenixPE.au3"

で行っている。

従来の、winpeshl.ini では指定していない。

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デスクトップをアイコンだらけにしたくない場合は、PhoenixPE.au3 の

124行目 CreateShortcuts() を削除。

475行目 Func CreateShortcuts() から 591行目 EndFunc   ;==>CreateShortcuts

までを削除する。

 

編集する場合は、124行目 を削除せずに、475~591行目間を編集。

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Make_WinPE_Trusted-97\Make_WinPE\File_List

このフォルダー内のファイルを編集すると、追加や削除するファイルやフォルダーの指定ができる。

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AMDのPCではドライバがかなり不安。

テスト機のAMD A4-9125では解像度を変更すると真っ黒になる。

ドライバは入っているようには見えるけど、音が出ない。

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シェルは、WinXShell 。

Make_WinPE には、バージョン RC4.6 が入っている。

WinXShell の最新バージョンは RC5.1。

ベータ版では、RC5.1.4_beta9c が最新。(日本語化されている)

WinXShell のダウンロードは、こちら。(パスワード : shell)

 

最初はベータで作ってみたけど、動作が怪しい…

スクショは5.1で作ったもの。

最新のベータ版以外では日本語化が必要。

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ベースとなる boot.wim の作成中なので、まだカスタマイズはしていないけどおよそ以下のようになる。

 

スタートメニューをもう少し何とかしてくれないもんかね~

でもまぁ、カスタマイズではStartAllBackを使う予定なのでどうでもいいけど。

 

ドライブは既存のOSが入っているドライブと、PE のみが表示される。

他のドライブを表示するにはディスクの管理でドライブレターを割り当てなければならない。

 

それと、ここはちょっと注意したほうがいいかも。

ソースとする ISO は更新を適用しないものがベターです。(26100.1)

適用してしまうとエラーでドライバの追加ができません。

 

まだまだ書いといたほうがいいことありそうな気もするけど、ベースの作成中なのでおいおいということで・・・いつになるか分からないけど。

 

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