wmic.exe のインストールについて
wmic.exeはコピーだけすれば使えるようになるのでインストール後のスクリプトでコピーしていたのだけれど、コピーだけならISOに$OEM$を追加するだけでいいと思いISOを作成しなおしてインストールしてみた。
結果は失敗。orz
う~む・・・、$OEM$が処理されないということはちょっと考えづらいので、コピー後に削除されたか???
$OEM$がダメならスクリプトで何とかしなきゃならないと思い、とりあえずマウントして内容を確認。
確認してみるとwbemフォルダーにはwmic.exeが入っているではないか。
と言うことは、やはりイメージの展開後に削除されているっぽい。
問題はどのタイミングで削除されているか・・・
$OEM$でコピーしたものが削除されているということは、ログオン後が怪しい。
となると、SetupComplete.cmdで処理しても多分同じことだろう。
とりあえず Fix.cmd にコマンドを書き込んでみる。
move /y %windir%\Setup\wbem\*.* %windir%\System32\wbem
もう一度ISOを作り直してインストール。
結果は失敗。orz
状態を確認してみるとFix.cmdの他のコマンドは実行されているようだけど、なぜか
move /y %windir%\Setup\wbem\*.* %windir%\System32\wbem
だけが実行されていないっぽい。(こんなことあるのかなぁ?)
いい加減ISOを作り直すのも飽きてきたので、考えるのは後にしてFix2.cmdに書き込んでISOを作成。
結果、やっと成功!!
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説明 :
SetupComplete.cmd は、ログオン前に処理されます。
Fix.cmd は、インストール完了後スタート画面が出るときに処理されます。
Fix2.cmd は、ドライバなどをインストールし再起動後処理されます。
wmic.exe などのファイルは、マウントしたWindows\Setup\wbem フォルダーへ配置。
Fix.cmd や Fix2.cmd など、何言ってるか分からない人は
ISO カスタマイズのすすめ を参照してください。
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わざわざマウントしなくてもISOに追加するだけで済むかと思ってたら、思いもよらず時間がかかってしまった。
Fix.cmdの処理については疑問が残るけどこれ以上追及するのはやめとこう。
ちなみに、今回インストールに使用したビルドは 24H2 Dev 26120.961 です。
このビルドはなんか怪しい・・・
ストアアプリがまったく入っていない。(26100.863 も同様)
wmic.exe は今はまだISO内に残っているけど、将来的にはどうなるか分からないので
こういうISOを作っとくとあとあと便利になるかも・・・
追記 :
Fix.cmd を数秒後に実行させるようにしたところ、ファイルの移動が正常に完了していた。
と言うことは、初回ログオンなのでログオン直後にはいろいろシステムがなにかしら処理しているのだろう。
そのためmoveコマンドがなにかとかち合って実行されなかったのかもしれない。