RunOnce と RunOnceEx

	Run	RunOnce	RunOnceEx
HKCU	現ユーザーのログイン時に毎回実行。	現ユーザーのログイン時に1度だけ実行。実行前にレジストリキーの値が削除される。	現ユーザーのログイン時に1度だけ実行。処理全体が完了するまでレジストリキーの値が保持される。
HKLM	全ユーザーのログイン時に毎回実行。	全ユーザーのログイン時に1度だけ実行。実行前にレジストリキーの値が削除される。	全ユーザーのログイン時に1度だけ実行。処理全体が完了するまでレジストリキーの値が保持される。

＊ HKLM の TunOnce と RunOnceEx は、管理者アカウントのみで実行される。

＊データの値は、260文字以下。

特徴	感嘆符付き RunOnce	RunOnceEx
削除タイミング	コマンド実行後に削除	コマンド全体が完了するまで値を保持
プロセス生成	各コマンドが個別のプロセスとして実行	同一プロセス内で効率的に処理
依存関係の設定	不可	DLL の依存関係を設定可能
エラーハンドリング	コマンド成功 : 実行後にキーが削除されるコマンド失敗 : 次回起動時に再試行される	同様
管理者権限(HKLMの場合)	管理者権限でのみ実行される	同様
UI 表示	なし	処理状況を示すダイアログ表示可能

感嘆符付き RunOnce の例

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce]
"!example"="C:\\cmd\\example.exe"

RunOnceEx の例

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnceEx]
"TITLE"="example"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnceEx\01]
@="example-1"
"1"="C:\\cmd\\example-1.exe"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnceEx\02]
@="example-2"
"1"="C:\\cmd\\example-2.exe"
"2"="C:\\cmd\\example-3.exe"

＊補足

感嘆符付き RunOnce 以下に複数キーを作成しても実行順序は保証されないので、実行順序を指定する場合は RunOnceEx を使用します。

ちょっとややこしいので、備忘録を兼ねてまとめてみました。

間違ってたらゴメン